リハビリ職の就活~見学の時に必ず確認しておくこと~

こんにちは!
言語聴覚士(ST)の喜志です。


今回は、
これから病院へ就職を考えている方向けに、

病院見学の時に
必ず確認しておくべき事についての
お話です。

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〈職場の雰囲気は大切〉

基本は一般の就活と変わりませんが、

職場の雰囲気が自分に合っているか、

実際に肌で感じてみることは大切です。


特に病院は複数の職種が
同じ現場で入り乱れて働いています。

そのような環境で、
最大限のチームプレーが求められます。

職場の雰囲気は重要です。

(多職種連携についてはこちらの記事も参考にしてください)


個人的には、
職員と患者のやり取りはもちろんですが、

職員同士のやり取りに注目する事も
お勧めです。


うまく連携がとれている職場は、
他職種との信頼関係が築けているため、

そこかしこで
雑談混じりの井戸端会議が
行われています。


他職種同士が改まった場でしか
会話する機会が無いのであれば、

そういった職場は

他職種、
他部門との間に高い垣根があるように
思います。



〈病院から成果を求められているか?〉

臨床現場で数年働いて、

「自分が就活するなら、
見学で必ず"これ"は訊いておきたい」

と思える質問があります。


「リハビリテーション科は、
病院からどのような成果を求められているか?」

という質問です。


敢えて"役割"ではなく
"成果"としたのは、

理想論ではなく、
現実的に事業として成り立っているかを確認したいからです。


リハビリの場合、
部署としてまず生産目標があります。

1人のセラピストの目安は1日18単位です。

施設によって条件は異なりますが、

概ね、
全員が18単位を毎日キープできていれば、

部署としては黒字経営と云われています。


他にも、
治療実績や在宅復帰率、
学会発表の演題数など、

部署目標として掲げる数値には
いくつかあります。


こういった具体的な数値目標が
すぐに出てこない職場は、

個人的には””ヤバい”と思います。


具体的な目標値が無いということは、

部署の成果をアピール出来ていないということです。

極端に言えば、

病院から何も期待されていない

といってもいいぐらいです。


そういった職場は、
職員のモチベーションは上がりにくいです。

質を上げることに拘ろうとしないため、

短絡的に楽に仕事をこなそうとします。


単位を取らなければ経営を圧迫しますし、

治療・研究成果を出せなければ、
病院同士
あるいはセラピスト同士の
競争に勝てません。


何より、
そういった危機意識を持つことさえ
難しくなります。


のんびりのほほんと仕事をこなす、

そういう働き方が合っている人もいるでしょう。


しかし、

スキルアップや
セラピストとしての成長を望むなら、

その職場がどういった成果を求められ
また実績を上げているのか

知っておいた方がいいと思います。



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