子供の吃音の治療はいつから始めれば良いのか?
こんにちは!
言語聴覚士(ST)の喜志です。
このブログは、
「ことばの不自由さに困っている方」へ
「ことばの問題の専門家であるST」が
言語療法の情報をお届けする事を
目的としています。
今回は、
子どもの吃音について
お話します。
私の臨床では、
「自然で無意識な発話への遡及的アプローチ(RASS)」
の考え方に基づいて、
吃音の訓練を行っています。
※詳しくはこちらの記事↓↓
小学生以下の子どもの
吃音に対しては、
環境調整法で
対応します。
この方法は、
子どもを取り巻く環境を
「吃音が悪化しにくく、
治り易い環境」に
整えて、
吃音が徐々に治っていくのを待つ
という方法です。
※詳しくはこちらの記事↓↓
今回は、
実際の臨床で
子どもの親御さんから
頂いた質問と
その回答について
ご紹介します。
<Q:吃音の治療はいつから始めれば良いですか?>
A:できるだけ早い方が良い。
子供に吃音の症状が
出始めた頃、
小児科を受診すると、
「様子を見ましょう」
と言われることがあります。
言語発達がおおよそ完成する
6歳程度を基準に、
それまで「様子をみる」
と判断されるためです。
しかし、
幼児期の吃音は
周囲の環境の影響を受けやすく、
治しやすい時期です。
※詳しくはこちらの記事↓↓
また、
幼児期の環境は、
関わるコミュニティも
小規模であり、
吃音が治り易い環境を
整え易い
という側面もあります。
一般的にいって、
本人をとりまく社会が
小さければ小さいほど
環境調整の効果を
得やすいのです。
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吃音について
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