学校での様子が気になっても質問してはいけない!?言語聴覚士が教える吃音の話

こんにちは!
言語聴覚士(ST)の喜志です。

このブログは、
「ことばの不自由さに困っている方」
「ことばの問題の専門家であるST」
言語療法の情報をお届けする事を
目的としています。

今回は、
子どもの吃音について
お話します。

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私の臨床では、
「自然で無意識な発話への遡及的アプローチ(RASS)」
の考え方に基づいて、
吃音の訓練を行っています。

※詳しくはこちらの記事↓↓


小学生以下の子どもの
吃音に対しては、
環境調整法
対応します。

この方法は、
子どもを取り巻く環境を
「吃音が悪化しにくく、
治り易い環境」に
整えて、
吃音が徐々に治っていくのを待つ
という方法です。

※詳しくはこちらの記事↓↓


今回は、
実際の臨床で
子どもの親御さんから
頂いた質問と
その回答について
ご紹介します。



<Q:学校での様子が分からないので、質問してもいいのですか?>

A:質問してはいけない。

たまに、
「親が聞かなければ
何も話さない」
という
親御さんの意見を
お聞きします。

この場合、
子どもが自発的に話さないのは
吃音だからと考えるよりも
自分の感情や意思を出すことが
抑制されているため
と考えてください。

環境調整をしていく過程で
「自己の感情を出しても良い」
「表出した行動が受け入れられた」
そのような経験を子どもが積んでいくと、
その内に自分からどんどん報告してくれます。

それまでは、
子どもがいつでも話してかまわないように
親の方が余裕を見せてあげてください

常に余裕を見せる事が難しければ、
一日の中で30分程度からでも構いません。

子どものいう事をなんでも聞いてあげる時間を
作ってください。



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子どもの吃音は
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医者は教えてくれない吃音の治し方を
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